「強くあろうとする貴女は美しい」

こんばんわ 
この記事を開いてくれたということは
詳しく説明しなくても今日が何の日かわかってくれているだろう そう伊波杏樹さんの誕生日だ

(敬語口調じゃない方がスラスラ書けるので
これを見てる貴方に話しかけるように書いた。
苦手な人がいたら申し訳ない。
今回は許してくれると嬉しい。)

今回はそんな伊波さんについて
拙い文だが思いの丈を伸べたつもりだ。
伊波さんを知っている人はもちろん
あまり詳しく知らない人にも目を通して欲しいので
少しだけ時間をくれるとありがたい。


伊波杏樹さん。
今年で26歳になる声優、主に舞台をメインに活躍とする役者だ。

といいつつも私含むフォロワー等は「ラブライブ!サンシャイン!!」の「高海千歌」で知った人が多いのではないだろうか。

Aqoursのリーダー高海千歌
そんな彼女の「イメージ」は
「明るい」「前向き」「元気な女の子」
であると個人的に思う。
ちょっととぼけてしまうような所もあるが
最後には他の八人を引っ張っていくたしかな強さを持っている女の子だ。

実際に千歌率いるAqoursの物語は
見てる人達の心を強く揺さぶった。
自分もそんな一人だ。
だからこそだ。
「伊波さんもきっとそういう人なのだろうと」思ってしまった。
もしかしたらこれを見ている人もそう考えてるのではないだろうか? 間違いではない。間違いではないのだが少し違うのだ。 すまない。
もう少しだけ付き合ってくれ。

ラブライブ!サンシャイン!!と言えば
声を担当するキャストが実際にステージに立ち
ライブをする「シンクロパフォーマンス」が有名だ。

彼女達「9人」が魅せてくれる歌と踊りは
見る人に「勇気と元気」を与えてくれ
大きな感動を産み出してきた。
自分も多くのAqoursのライブに足を運び
「生きる希望」を貰ってきた。
(大袈裟じゃない。本当の話だ。)

特に3rdライブでは「MIRACLE WAVE」で
バク転を決め会場を沸かせて見せた。
その時自分はこう思った。
「伊波さんは何だって出来るんだ。」と

これが間違いだとも知らずに。

そして来るべき日がやってくる。
いや来たというのは少し違うか。

2018年12月25日。
伊波さん単独ライブイベント
An seule étoileだ。

自分はこのライブに参加していない。
というのもシンプルにチケットが当たらなかった。
ただそれだけなのだが、そこまで落ち込んではいなかった。 
チケットが当たるのも外れるのも
その時の何かの縁であって
それは後に繋がるだろうと思っているからだ。
(これは別に今でも変わらない。)
だからだろうか イベントが終わり
TwitterのTLに流れてきた伊波さんの言葉に衝撃を受けたのは。

これがその時の言葉だ。



「みんな知ってるかもしれないけど、ライブで大技に挑戦することになったりとかね…
本当に…いつかぽっくり逝っちゃうかもしれないって思ってたんだよ。今だから笑って言えるけど、
本当に何が起こるかわかんないからさ。だから色んなことを経験していく中で、ステージに経つことが怖いと思った瞬間でもあった。
なんか…このまま出なければ、辛いことに直面しなくていいとか、思っちゃう自分がいたりしました。弱いなーって思ってて、でも、今思い返すとそんな自分に腹が立っていた自分もいたんです。
何かから逃げ出そうとか、やなことから逃げ出そうと考える自分がいて、情けねぇなって。そんなことを考える自分が恥ずかしかった。誰のために生きるのか、何のために生きるのか…みんなのひとつひとつの言葉にとにかく救われた1年だったんです」

「ガツン」
自分の頭を金属バットか何かで殴られたような気分だった。

見ればわかる通り 大技というのは
Aqours3rdライブの「MIRACLE WAVE」の事だ。
伊波さんを昔から応援してる人達は知っていたのかもしれないが自分はそうじゃなかった。
伊波さんならバク転だろうとなんだろうと
なんなくやってしまうスーパーヒーローだなんて考えていた。
そうではなかった。
いや、何も伊波さんに失望したわけじゃない。
そんなことも考えられなかった自分が情けなかった。
当たり前だ。伊波さんだって人間なのだ。
完璧ではない。出来ないことだってあるのだ。
出来ない事を出来るようにして皆の前で立っているのだ。
恥ずかしい話 自分は難しい事や面倒事があると
それを避けようとする癖がある。
これが全て間違いだとは思わないが
避けなくて良い道まで避けてしまったなと
考えてしまうときがある。
しかし伊波さんは避けないのだ。
避けてしまおうと、心が折れそうになっても
最後には
地に足を付け、手を握り、前を向く人なのだ。
そしてこう思う。
伊波杏樹さんは「強い人」ではない
「強くあろうとする人」なのだと。
そもそもだ。「強い」とはなんだろうか?
何者も寄せ付けず力で全てをねじ伏せる人
困難を難なく乗り越えていく人
果たしてそんな人はこの世にいるのだろうか。
もしそんな強い人がいるのであれば
この世界はこんな事になっていないだろう。
そう「強い人」なんていないのだ。
いるのは強くあろうと前を向いて歩き続ける人だけなのだ。
そんなことをまた改めて思う事があった。

2022年1月29日
「FlyOut!!~Reach out your hand~」
伊波さん、約二年ぶりとなる有観客ライブだ。
幸運な事に両部参加することができ
伊波さんの歌と想いを全身で浴びることができた。
そのMCで伊波さんはこう語った。


「エンタメっていうものって、私は絶対に無くしちゃいけないって思ってて。みんなも、なんかさ、やっぱり悩むこと、すごい多いと思うの。行っていいんかなぁとか、行ってまわりになんか言われちゃうんじゃないかなって、誰しもが思ってて。でも好きなものを好きでい続けるために、私はずっと努力をしていきたいし、みんなに示し続けていきたいと思ってます。エンタメって凄いんだぞって、舞台の力って凄いんだぞっていうことをずっとずっとみんなに伝え続けていきたいので、それをいっぱいいっぱい受け取って、楽しみに来てください。」

ご存知の通り今や世界では疫病が流行っている。
本当に困ったことに
人から人へ感染する力が強い厄介な物だ。
そしてそんな疫病のせいで僕らが大好きなライブ、舞台などのエンタメは真っ先に世界から切り捨てられた。
いや、わからない話ではない。
生きる上ではエンタメ等というのは
必要なものではないのだから。 
安くはないチケット代を払っても
お腹を満たしてくれる料理や
手元に残る高価な宝石は手に入らない。
ただそれでも心には確かな光のような物が残るのだ。少なくとも僕とこれを読んでいる貴方はそうだろう?どうかそうであってくれ。
そんな世の中に当初はふざけるな。と怒っていた。
そんなことで僕達の大切なものを失くさないでくれよと。
ただこんなことを言っても所詮僕達は受け身で動くしかない。
中止と言われればどこか心の中で折り合いを見つけ、かろうじて公演されるライブに足を運ぶしかない。
ただこれだけだ。
たいした事なんて何もしてないのだ。

だけど伊波さんは違った。
またも強くあろうとステージに立っていた。
いや違うな、立っていただけではない
客席だけではない
ステージライトを照らす人、
目には見えない所で頑張っている裏方の人
自身に関わる人 
全ての人達に手を伸ばしていたのだ。

これはあくまで自分の想像だが
僕達に発表することなく消えていった舞台があったのではないのだろうかと考える。
その度に悔しい想いをし
やるせない気持ちになったのではないかと考えてしまう。
こんなことを考えたって
本人の痛みを実際に理解できる訳はない。
だが理解しようとする事は大事だと思う。

心が潰れそうになった日だってあったはずだ。
このご時世 残念だがこのエンタメの世界から
去っていった人も見てきたかもしれない。
それでも伊波さんは前を向いたのだ。
逃げるのではなく諦めるのではなく
目の前を一つ一つ手繰り寄せるように歩いたのだ。
何度でも言う。
伊波さんは「強くあろうとする人」なのだ。

そうやって僕らに
手を伸ばしてくれるそんな彼女だからこそ
とても眩しくて美しく輝いて見えるのだ。
ライブタイトルにもあった
「Reach out your hand」
直訳で「手を差し伸べる」

手を差し伸べること。 手を取るということ。
ヒーロー1人だけで
成り立つ世界は真っ平ごめんだ。
差し伸べられた手を掴み、また自分も誰かの手を取っていきたい。そうやって1人1人が手を取り合えば今よりも少しは良い世界がくるんじゃないかと思った。
そんなことを伊波さんから教えて貰った。

直接力になれることは少ないかもしれない
ただの自己満足かもしれない。
それでも伊波さんの手を握っていたいのだ。

これからもずっと伊波杏樹さんと
伊波さんを応援する人皆の幸せを祈っている。

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いかがだったろうか。
思い立ったが吉日とでも言わんばかりに
言葉を伸べてみた。

なんだかちょっとこそばゆい気もするし
何が言いたいんだ アンタは?と 
ツッコミが飛んできそうでもあるが
この記事を公開しようと思う。

これを読んでくれた貴方が少しでも
伊波さんの事を
好きになってくれたりしたら幸いだ。 

それじゃ、 また伊波さんがいる会場で。