DOROTHY オズの魔法使い 感想

どうもこんにちは

タイトル通りDOROTHYオズの魔法使い

観劇してきました。

自分が行ったのは9月23日の富山公演。

8月からスタートした全国公演も

半分を越えた所になります。

今回が初観劇でしたがキャストの方々も完成されていたように見えます。

 

いつも感想を書こうと思うも形にこだわるあまり世に出せず終わることがあったので簡単にですが記しておこうと思います。

 

あらすじ

ドロシーは、とある都会の大学生。学校のオーケストラ部ではコンサートマスターを務め、外ではプロのヴァイオリニストとして活躍する一面を持つ。学生最後の定期演奏会を前に追加リハーサルを決定したドロシーに対し、それぞれに生活のある楽団員たちからは不満が噴出。それまで頼られることしかなかったドロシーはショックから練習室を飛び出し自らヴァイオリンを封印しようとする。すると不協和音が鳴り響き、楽譜や楽器が飛び交って・・・・気がつくとそこは、現実とはかけ離れた異世界・音楽の都「OZの王国」だった。そこでドロシーを待っていたものは・・・

 

何を隠そうオズの魔法使いのお話に触れるのが初めての自分。

それでも十分楽しめたミュージカルでした。

そんな主要登場人物の方の感想を纏めてみました。

 

 

ドロシー(桜井玲香さん)

お人形さんのような可愛らしい姿から奏でられる

麗しい歌声がこのミュージカルの主演であることを証明していたと思います。

ドロシーが抱えている
自分の実力に驕っている未熟な部分や
ヒロインでありながらヒーローである
可憐な部分と勇敢な部分
最初から最後まで丁寧に演じられていたと思います。

何よりかかし達と触れ合う時の笑顔がとっても素敵でした。

 

かかし(蒼井翔太さん)

アフタートーク
素の自分はかかしに似てるという通り
不思議な空気を持つかかしというキャラクターを演じ切っていました

どうやったら

その場にいるだけで空気が柔らかくなる

ゆるキャラのような可愛さを保ったまま動けるのでしょうか、

学生さんの役を見た後に年齢を確認して

驚きました 本当に大学生にしか見えなかったです……

 

ブリキ(渡辺大輔さん)

渡辺さんは以前伊波さんも出演された

ミュージカルラヴズレイバーズロストぶりに見ました。

その時はタキシードが似合う色気のある紳士でしたが

今回は打って変わって感情のないブリキ

ロボットのような動きと心が無いような声から

徐々に感情を出していく姿が匠だったなと思います。

終盤、文字通り身を削りながらトランプ達を助けるシーンでは涙、涙、

 

ライオン(栗山航さん) 

見た目は派手

さながらロックスターのようだが

その実誰よりも人間臭くて臆病でそして勇敢な百獣の王。

「ドロシーとブリキの事は任せろ」と

かかしの去り際に伝えるシーンが一番好きです。

また栗山さんは

アフタートークショーで本人と役とのギャップが一番ありました。

自分の事を「役者っぽくない」と評価する所にユーモアな人だなと感じました。

 

西の魔女(凰稀かなめさん)

伊波さんとも何度か共演があり

自分も見たことがありますが

持っているオーラというのでしょうか

明らかに他の方々とは群を抜いています。

西の魔女となっていますが

その実、氷の魔女がもう一つの名前だと思うぐらい

会場を支配する冷たさと鋭さをもった表情。

伊波さんが憧れるのもわかる気がします。

改心した後の暖かさ、伊波さん演じる東の魔女とのハーモニーは言葉じゃ言い表せられない程に綺麗でした。

 

 

東の魔女 伊波杏樹さん

西の魔女が氷ならこちらは炎の魔女

色んな役を見てきましたが
がなり声のような怒り溢れる歌を聞いたのは今回が初めてです。

そのぐらい鬼気迫る悪役をとても楽しそうに演じられていて

ファンから見ても良い役を貰ったなぁと思いました。

ドロシー達に説得され心を入れ換えた後の声色の切り替え 慈愛を宿らせる立ち振る舞から「ああ、この人はこの仕事が本当に好きなんだなぁ」と感じさせられました。

ドロシー達に「何かあったら呼んでほしい。すぐに駆け付ける。」と伝える台詞から

伊波さん本人の人柄が垣間見られてグッと来ました。

魔女以外だと最初と最後の生徒役の姿がとても可愛らしかったです。

あんな子が同じ部活にいたら好きになってしまいますね(え?)

凰稀さんの所でも触れましたが西の魔女とのハーモニーは

伊波さんにとっても大切なシーンになったでのはないのかなと思います。

ミュージカル全てに出番があったわけではないですが

一部の終盤物語のカギである大事な役を任せられており

伊波さんの活躍を見に来て良かったと思える程に素敵な時間でした。

 

まとめ

久しぶりに生の舞台を見てきましたが

やはり自分にとってエンタメという物は

生きていく中で大事なものだなぁと感じました。

このオズの魔法使いの本質は

「自分が本当に願うものは既に自分が持っている」と自分の好きなラブライブ!サンシャイン!!の原型のような物だと

初めて知ることが出来て不思議な感動がありました。

映画のようでありつつ

目の前で演者の皆さんが

歌を歌い、踊りながら

リアルタイムで一つのお話を作っていく姿に

「生」の熱量を感じることが出来るのは舞台だけだと思います。

ここに書き切れませんでしたがオズの精役の横溝さん

オズ役の鈴木さん アンサンブルの方々からも良い物を見させて貰いました。

この「DOROTHY オズの魔法使い」は

自分のチケットアルバムに閉まって

時折また開いて思い出したくなる。

そんな作品でした。

 

最後に

伊波さん含む出演された皆さん

全国各地を巡るロングラン公演お疲れ様でした。

このお話に触れた全ての人達の未来を祈っています。