「宇宙よりも遠い場所」12話を見た感想

よりもい12話を見ました。




泣いてしまった。


ボロボロと。


僕が人が亡くなった報せを聞いたときって

すぐに実感が沸かなくて

葬式の時に初めて棺桶に入っている人の顔を見て

その時「ああ、本当に亡くなったのか……」とか

一瞬で感情がワッてきて止まらなくなるんですが

今回の話が本当にそうでした。

冒頭で報瀬が「南極に来たら泣くんだと思った」って言ってるんですよ。

報瀬ってここまで見てればわかるんですけど
実は情に熱い性格なんですよね。

11話の日向の事であったり何回も調査隊の人に掛け合って「南極に行かせてくれ」って頼み込めるんですよ。

そんな報瀬が実は頭では「母親が亡くなった」ってわかってはいるけど「本当の意味で心がわかってはない」「わかりたいけど怖くてわからなくてここから先はどうすればいいんだ」ってなってるんですよね。



だから基地まで来てキマリ達が「お母さんがここにいた証拠を探そう」としても自分から動こうとはしなくて「ひたすらに動かなくていい理由をしゃべって思い込んでる」ですが

キマリ達は「それじゃ報瀬ちゃんがダメになる」「私達を南極まで連れてきてくれた報瀬ちゃんの為に今動く」ってところでもう凄い泣いてしまって
「放って置くのも思いやり」じゃないんですよね
ここまできたら「放って置かない 動けない友達の為に動く」ってのが本当にいいなぁ。と




そうして見つかった「お母さんが使っていたPC」


報瀬が「一人」でメールを見ます


そこには昔の自分が「お母さん」に向けて
送った1000件以上の未読メール。

ここで初めて報瀬は本当の意味で「お母さんが亡くなった」事を解ったんですよね

見てるのはただのメールでだけど今目の前でお母さんが亡くなってる瞬間をみてるようなその感覚

報瀬は声をあげて泣きます。


僕の知り合いで絶対泣かないような人でも「親が亡くなった時は3日はずっと泣いていた」と言っていました。


そうだと思います。


正直家族の誰かや友達がそういう状況になった事を想像するだけで悲しくなるし絶対に嫌だし辛くなります。


心はずたぼろになるだろうしもしかしたら立ち直れなく事だってあります。

でもドア一枚向こうでは報瀬と一瞬に声をあげて泣いてくれるキマリ達がいます。


本当に人が辛いときって何かをしてあげれるって事はまずほとんどないんですよ。


ただただ一緒に同じ悲しみを分かち合ってくれる
そんな事でいいんです。

それだけでなんとかなるんです。

それだけで幸せなんです。

だからきっと報瀬達は大丈夫です。

断言できます。


ここまで書いて何が言いたいのかさっぱりわかんないです。


ただ思うのは
「本当にしんどいときそばにいてくれる人」
「一緒に悲しんでくれる人」
「一緒に喜んでくれる人」がいるってのは
とんでもなく幸せで
とんでもなく最高なことなんだなと
この「宇宙よりも遠い場所」見てて分かりました。


次のお話で最終回。


どんなアニメよりも楽しみです。